iPadでブログ記事を作るならUlyssesを使え【究極のライティングApp】

iPadでWordPressに記事を作成するには、ブラウザでWordPressにログインして執筆するか、WordPress(アプリ版)を使用する方法がありますが、今回紹介するのはUleyssesというアプリ。このアプリはiPadだけではなく、Macシリーズでも使えるアプリケーションです。

今回ご紹介するUlyssesは有料アプリではあるが、書くことだけに特化したテキストエディタなので、今後本気でブログをやっていこうと考えている方やライターの方にはおすすめです。



そもそもアプリを使って記事作成するメリットとは


アプリを活用してブログ記事を執筆・投稿するメリットとしては、わざわざブラウザを開きWordPressにアクセスしログインするという行程を省くことができます。また、アプリ上に保存するだけであれば、最悪ネット接続ができない場所でも作業できる点です。


iPadを利用している時点でPCを起動するような動作もないので、作業したいタイミングですぐ作業へ移る、やめたいタイミングでカバーを閉じるといった行動だけで済むことができ、無駄な動作が必要なくなる部分はメリットです。



Ulyssesとは


【書く。あらゆることを。あらゆる場所で。】がキャッチコピーのUlysses。最近では『究極のライティングApp』と自称している書くことに特化されているエディタアプリです。Ulyssesはアップル製品であればMacでもiPhoneでも使えます。クラウドへ作業内容が随時自動で保存されてるため、数秒前までiPadで行っていた作業をMacに切り替えて作業するなど、あらゆる場面で執筆作業が可能なアプリです。


「サブスクリプション制(月額料金)」の価値あるアプリ

無料じゃない点はマイナスイメージかもしれませんが、僕が使っている感覚として有料料金(月額650円、年額4,400円)以上の価値があるアプリだと思っています。

ただのテキストエディタに課金するのはバカらしいですが、このUlyssesには様々な機能が搭載されているため、有料料金でも問題なく感じます。ただし、サブスクリプション制なので毎年料金が発生してしまうので注意です。




Ulyssesのメリット


Ulyssesのメリットとしてあげられるのは下記3点です。

  1. Apple製品でのクラウド共有が楽ちん
  2. マークダウン記法での執筆ができる
  3. WordPressへ直接投稿できる

Apple製品でのクラウド共有について

UlyssesはMacシリーズでも使え、iPadでなくてもiPhoneでも使用可能です。ちょっとした移動中にiPhoneで書いた下書きを自宅に戻りMacで作業したり、ちょっとしたカフェでiPadを開いて作業したりと自分で保存していなくてもクラウド上に自動保存されるため、Apple製品の端末であれば「あらゆる場所で。」のキャッチコピーどおり作業可能となります。

iPadだけ持っている人にはクラウド共有は不要ですが、執筆作業は自動保存されるので「Wordを使って記事を書いてたら突然落ちてしまった」などの心配もいりません。



マークダウン記法について

マークダウンで普段から文章を作成している人であればUlyssesは最強のテキストエディタになると思います。Ukyssesのマークダウンの使いやすさは他のテキストエディタには敵いません。

そもそもマークダウン(Markdown)って?

マークダウンとは文章を記述するための記法の一つです。
特徴としては、文章の構造を明示できたり、特定の記号を使って段落や見出しを作成したりできる記法です。

レイアウトや装飾などを気にせず書くことに特化するにはマークダウンが一番です。


WordPressへ投稿できる素晴らしさ


前回の記事で紹介した通り、このサイトもWordPressを使って作っていますが、WordPressへ記事を投稿するのにワードやGooleドキュメントなどを使っていたりAppleの純正メモアプリを使っていると投稿画面へコピペする必要が出てきます。

ですがUlyssesでは、アプリ上に入力したテキストを直接WordPressへ投稿することが可能となっており、一手間減らせるというメリットがあります。

WordPressアプリを使っていれば、入力して投稿することが可能ですが、WordPressアプリではレイアウトなどを調整しながら作業することになるので、あまり好きになれません。



出力はWordPressだけではない

Ulyssesの出力方法は多彩でWordPressだけではありません。
対応しているものは下記の通りです。

  • HTML
  • PDF
  • ePub
  • WordPress
  • Google Chrome
  • DOCX
  • Dreamweaver CS6(Adobe)
  • Excel(Microsoft)
  • Word(Microsoft)
  • Safari
  • メモ

今回ご紹介しているのはWordPressに記事投稿するためですが、その他のサービスにも合わせて使えるテキストエディタです。
使えるサービスに合わせてアプリを変更する手間も省けるのでありがたいです。




Ulyssesのデメリット


僕は一年ほどUlyssesを使っていますが、少しばかりデメリットもあります。

  1. 装飾やレイアウトは少しやりにくい
  2. 有料(個人的には気になりませんが)
  3. Windowsでは使えない
  4. 拡張子が(.md)な点


あくまで書くことに特化している


Ulyssesは何度も言いますが「書くことに特化」したものです。Ulyssesでできる装飾が少なすぎる点はデメリットかもしれません。

Ulyssesでできる装飾は太字や斜文字であり、他の装飾をするのであればWordPressに投稿したのちにWordPress上で変更すると言った手間がかかってしまいます。逆に装飾しながらテキストを打ち込んでいくとなるとWordPressアプリのように、なかなか執筆作業が進まなくなってしまうので、メリットでもありますが。



サブスクリプション制(月額料金)である


数年前までは買い切りアプリでしたが、現在はサブスクリプション制になっています。ただの執筆作業につかうアプリにお金を出したくないって方は多いかもしれませんが、個人的には作業環境に有料アプリを導入するのは抵抗ありません。

ただし年間にしても4,400円のコストがかかってしまう点についてはデメリットではあります。

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ただし、最初の14日間は全機能搭載で無料お試し期間が設けられています。



WindowsではUlyssesが使えない


Ulyssesはメリット部分でもお伝えした通りApple製品の端末間では共有でき作業効率が上がります。ですが、アプリ配信元がAppStorになるためWindowsでは使えません。

共有できるものはないかと色々探しましたが、UlyssesはWindowsには対応しておらずAppleのみでした。

これがWindowsにも対応すればMacシリーズを持っていなくてもiPadやiPhoneで作った文章を手直ししたりできるのに・・・



拡張子が(.md)な点について


Ulyssesはマークアップと違いテキストベースのはずなのにファイル拡張子は(.md)となっています。例えば、別のテキストエディタにファイルを移行したいとなったときは、文章自体をコピペして移行するしかないのです。

あとは出力ファイルに対応しているアプリであれば、1つ1つを出力する作業になるため、大量の文章を作っていた場合は移行が面倒になります。

個人的にはUlysses以外はほぼ使わないので問題ありませんが、今後Ulyssesの中身が変わりサポート内容も悪くなればアプリ変更をしなくては・・・ってなった場合は超面倒です。



iPadアプリ上での作業をどこまで求めるのか。


ここまでメリットやデメリットをお伝えしてきましたが、iPadで執筆作業を行う上でどこまで求めるかが最大の鍵となります。

このサイトに関してはiPadでしか作業しないためUlyssesでなくてはいけないわけではありません。(特にMacなどに共有する必要もないので)

ただ、iPadだけで作業するとなると装飾・デザインの変更をするのにはUlyssesだけでは力不足です。ですがiPad自体がキーボード入力をメインとして作られている端末ではないので、少しでも文章作成は楽に終えたいと考えているのであればUlyssesはおすすめできます。

iPadはPCに比べ同時に作業できる幅は狭いためアプリケーションの切り替えが必須となる端末です。その中で自分の作業内容・作業方法に合わせた形でアプリケーションを選べるかが重要になります。

僕は「書くこと・執筆作業・打ち込んで作業していく速さ」で考えるとUlyssesが一番良いと感じていますし、なにより「書くことに特化されたアプリ」なので不満もあまりなく作業できている点がiPadでもUlyssesを使っている理由です。



まとめ


実際にUlyssesを使うのであれば「サブスクリプション契約をしなくてはならない」という壁にぶち当たります。わざわざ有料のテキストエディタを使う理由はありますか?

個人的に作業環境への投資は「作業効率を上げるうえでは必要」と考えているので問題ありません。

ちょっとした記事を作る(1,500文字程度)のであれば純正メモやWord・Googleドキュメントでも構わないでしょうが、10,000文字程度の長文を作成するとなると目に見えて作業効率が変わってきます。作成時間が半分くらいまで減るイメージです。

Ulyssesは有料アプリの価値が十分にあるマークダウン記法のテキストエディタです。一度使ったら他のエディタへ心変わりできないと思います。
ここまで書くことに特化されていると、ちょっとした事でも書き込みたくなるアプリですので、是非一度お試ししてはいかがでしょうか?
※14日間は無料期間でお使いいただけます。


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