まずはこの本を読んでほしい！
2014年の米国で話題になった思考法をビジネス書です。
僕はこれを電子書籍でも持っていますし、先日紹介したオーディオブックでも聴いていますが、なんども読み返している本です。なぜ、これを何度も読み返しているのかは、僕の生活をする上で一番意識している部分であり、自己成長には欠かせない思考法だからです。
エッセンシャル思考とはなにか
今の世の中は情報化社会となっていて、あらゆる情報が手に入りやすくなりました。
それはメリットばかりではなく、デメリットになることも最近では知られるようになり、現在ではその注意点に着目する人も増えています。
具体的には情報が増えすぎたことにより、やりたいこと、やるべきことが散漫になってしまうことがデメリットとして見直されるようになっています。
これらのことを解決する考え方として今注目されているのがエッセンシャル思考とよばれる考え方です。
これはムダを削ぎ落とし、本当に必要なものだけを見極め、それに集中する、といった考え方で、増やすという思考を減らす方向に持っていくことを言います。
このエッセンシャル思考を常に持っておくことで何事も効率よく行えるようになり、日々の生活をより豊かにすることができます。
この考え方はグレッグ・マキューンが書いた著書「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」で紹介されている思考法で、このグレッグという方はシリコンバレーのコンサルティング会社の凄腕で知られている方です。
この本にはこの方の今までの実績から基づく考え方が記されていて、その効果の高さや斬新さからNYタイムズでビジネスベストセラーにもなっているほどの名著です。
エッセンシャル思考を理解するための方法その1
エッセンシャル思考を理解するためにはこの考え方がどんなものであるかをしっかりと見極める必要があります。
まずは自分が置かれている状況を見ていき、本当に大事ななものはなにか？ということを考えていきます。この際に大切なのがまず「本当に大事なものは多くない」という前提を頭に置いておくことです。こうすることで物事を減らす方向に自然と頭が動きます。
そして自分から積極的に「捨てていく」選択をすることにより、本当に自分が今やるべきことや、やりたいことが明確になっていくので、その残ったもののクオリティを上げることに集中できるようになります。
こういったことは口で言うのは簡単なことですが、実際に取り組もうとすればなかなか難しいこともあります。ですのでまず最初に作っておきたいのが「やらないことリスト」です。
日々の生活を送る中で「やらなくていいこと」をリストにしておくことで、そのリストに上げたものに時間や思考を割かなくて済むようになります。例えば僕の場合だとちゃんと眠らず夜中までダラダラとスマホをいじってしまう癖があります。
こういうことがないようにまず、「夜中の12時以降に眠らない」とリストに上げておきます。そうすることで「これはしてはいけない、しなくていい」と考えを改めることができます。
エッセンシャル思考を理解するための方法その2
（エッセンシャル思考を理解するための方法その１）では「やらないことリスト」を作ることを書きましたが、他にもエッセンシャル思考を理解するためにやるべきことはあります。
まずは考え方を変えることが大事になりますが、そのためにも具体的な手順を知っておくことで整理がしやすくなります。
その手順がクローゼット整理法と呼ばれるものです。これには全部で4つの手順があり、それぞれ「評価する」、「捨てる」、「実行する」、「仕組みづくり」に分かれます。
最初に行う「評価する」というのは自分が行うべきことに対しての本質を見極めることで、例えば服を選ぶ場合だと「本当にこの色が好きか？」「このデザインが好きか？」「そもそも着る予定があるのか？」と思考していきます。
続いて「捨てる」は評価をしたあとにいらないと判断したものを頭から消していく作業です。
「実行する」というのはそのままの意味でやるべきことを実行するという意味ですが、そのためにはその「やる」と決まったことを整理する必要があります。
その整理するために必要になるのが「仕組みづくり」になります。
この「仕組みづくり」というのは自分のためのルールをしっかりと定義するもので、これまでの「評価」、「捨てる」、「実行」を繰り返した中で生まれたルールを整理します。
エッセンシャル思考の詳細な部分
これまではエッセンシャル思考を理解するための大まかな方法を書いていきましたが、ここからはこの思考法の細かい考え方の部分を説明していきます。
まずはノイズに関してです。エッセンシャル思考法を持つ人は世の中の大半のものが大切なものではなく「ノイズ」であると認識しています。その中で何がノイズで何がノイズではないのかを見極めていきます。
さらにこの思考法の特徴にあるのが「努力の量と成果は比例しない」ということを念頭においている点です。多くの人にとってはかなりシビアに聞こえてくるこの言葉ですが、確かにと頷ける部分もあります。
こういった考えを頭に置いておくことで、成果をだすための具体的な道のりが見えていき、さらに自分の行動を効率化することができます。またこれにより数多くあるチャンスからさらに質の良いチャンスを選び抜くことも可能になります。
また「問題の明確化」もエッセンシャル思考法において大切なポイントのひとつになります。
この明確化というのは曖昧なものではなく「完全に明確化すること」が大切で、例えば二年後に目標達成するとしてその大まかな道筋は立てられると思いますが、日数単位で計画を立てることは容易ではありません。
しっかりと細かいところまで計画を立てることで目標達成が可能になります。
目標達成のためにはエッセンシャル思考はとても重要
これらの考え方を実践することで目標達成の道のりがしっかりと見えていきます。しかしこれらも一気に行うのではなく、「少しずつ早く」を頭において実践していきましょう。
そして大切なのが「捨てる」ということから始めるということです。何かを切り捨てるというのは何事も躊躇してしまうものです。しかしここは一歩前進するためにも思い切りが大切で、「少しずつ早く」そして「大胆に」ということも考えておいたほうがいいかもしれません。
またこの思考法は目標達成だけではなく、人生においても重要な考え方であるかもしれません。例えば「本当に大切なものはなにか？」と問われ即答出来る人は多くはいないと思います。
しかしこのエッセンシャル思考法を身につけることで自ずと自分にとって「本当に大切なもの」を見つけ出す、あるいはそのヒントを得ることができるのです。
自分のこれからの人生を見直すためにも一度、このエッセンシャル思考を身につけてはいかがでしょうか。僕はこの方法を実践していくことにより、かなり日々の生活が過ごしやすくなったような気がします。
特に僕が良いと感じたのが毎日の何かしらに達成感が生まれるので、一歩ずつ前進している感覚が味わえることです。
またこれは軽いストレス解消にもつながるのでおすすめできます。
大切なのは時間
このエッセンシャル思考法を実践するためには、時間がとても大切なものであると言われています。効率よく物事を進めるためにはまず時間が必要になり、そのために無駄なものを切り捨てるといった運びになります。
そのためには人付き合いの見直しも重要になっていきます。具体的には自分に本当に必要となる人物とだけ付き合い、それ以外との付き合いは断つ、といった考え方でこれもなかなかにシビアです。しかし自分が有意義な生活を送るためにはこれは大事です。
また時間を確保するためには自分の生活リズムを安定させることも大切で、そのためには食事や睡眠の時間も規則正しいものにする必要があります。人付き合い、食事、睡眠、とこれらに使う時間を明確にしさらに自分がやるべきことを効率化することができます。
このように時間を確保するためにはトライアンドエラーも考えなくてはいけません。一気に見直すのではなくちょっとずつ失敗と改善を繰り返し、少しずつ自分の理想に近づいていくのです。
これは仕事などでも同様で、一気に片付けるのではなくちょっとずつ行い、そしてそのスピードは速くする、ということが大原則です。些細なことですがこういったことも忘れないようにしましょう。
最小の時間で最大の成果を出す事ができるのが「エッセンシャル思考」
とにかく、一度読んでみてください。
本当に普段の生活での意識が変わりますよ
僕は、今までの自分の行動が当てはまり「ハハハ・・・」って笑ってしまいましたね。
自分の努力がこんなにも効率の悪い努力だったと実感してしまい少しへこみましたし・・・・
普段からビジネス書を読み慣れていない方が、この本をいきなり読むと「ビジネス書って部分と、思考法って部分」で読みにくい感じはあるかもしれません。
オーディオブックで聴くと少しわかりやすいかもしれません。（理想はオーディオブックを聴きながら本を読む事ですけども）
今後もこのブログにて「エッセンシャル思考」に関しての記事を各可能性もあります。
是非、この機会に一度読んでみてはいかかでしょうか？
